対バイヤーレヴァークーゼン 2-1 WIN
首位のレヴァークーゼンに勝利!テーマにしていた前線からのプレスが効いた。
うれしいですね。何としても勝ちたかった試合に勝てたのがうれしい。しかもやりたかったことが出来たので、なおさらうれしい。やりたかったこととは、前線からのアグレッシブなプレス。ここ最近、試合の入り方が悪かった。それが影響してか、先制点を早い時間で取れないことが続いていた。で、考えた。なぜ立ち上がりが悪いのか。そして思い浮かんだ一つの仮説は、前線の3人が試合開始と同時に相手に素早いプレッシャーをかけること。最近、プレスにいって抜かれるシーンが目立っていたから、守備の場面で積極性を出していなかったのだが、むしろそこに先制点を取れない原因があるのではないかと考えた。そしてその仮説は結果的に立証された。
レヴァークーゼンホームの試合。前半のキックオフは相手ボールで、マザーウェルのFW3人衆は笛と同時に敵に襲いかかった。とにかくボールを追いまくる。すると相手が慌てはじめてパスミスをし始める。そこでインターセプトしてマイボールにする。敵陣でボールを奪えるからカウンターも速い。というわけで、10分に早くも先制点をもぎ取った。エリア前でグリフィスが右サイドのフランシスアンゴルにパス。アンゴルはエンドラインに向かって少しドリブルしたあと切り返して、付いていた相手DF数人を置き去りにし、得意の左足でゴールを決めた。なんとアンゴルは今季初ゴール。不動の右WGが得点したというのも、マザーウェルの攻撃が息を吹き返したことを物語っているようである。
その後、前半を1-0で折り返して、66分、今度はエインズワースがエリア内からの豪快なシュートを決め、2-0。首位のチーム相手に圧巻の攻撃を見せた。ところが81分、相手のMFにロングキックでDFラインの裏に出され、反応した相手FWキースリンクが胸トラップからの鮮やかなシュートを決めた。これ、昨日もやられたぞ。うちのCB、これ弱いぞ。というような弱点を露呈して一点返されるも、なんとか一点を守りきって勝利。今日は、ここ何試合か続いていた良くないムードを払拭した試合だった。
チームとしての守備の形において、また新しいことが分かった。確かに、がむしゃらにプレッシングして、相手に抜かれるのは良くない。でもそれは、自陣でやられるから良くないのであって、敵陣でやられる分にはそれほどダメージを食らわないのだ。結局、守備もそれぞれのポジションによってやり方は変わってくる。攻撃陣は、守備も攻撃性が求められる。別に誰もFWに安定した守備を求めていない。彼らに求めるのは、アグレッシブさだ。前線にいる彼らは、守備に関してリスクを軽減する必要は全くない。彼らがやるべきことは、ボールをしつこく追い回して、相手DFを追いこむことだ。それが出来れば、別にボールを取れなくてもいいのだ。最近は、守備において、ポジション別に役割が異なることを忘れていた。でも今日それを思い出したから大丈夫。また攻撃的なサッカーが出来る気がしている。
次戦はリーグ前半の最終節。2015年の最後の試合だ。相手はアルムヒェンドルフ(10位)。ホームで戦います。完勝して2015年を締めくくりたい。良い試合をしよう。
明日も勝つ。