対エヴァートン 3-2 WIN
今季初勝利は、アウェイでの大逆転劇だった。チャンスを掴みきった感覚があった。
前半6分までに2点先行された。昨日と同じような、GKが弾いたボールを押し込まれる形で点を決められた。不幸中の幸いか、前半も序盤で2点取られると、逆に吹っ切れるのだ。19分にスノッドグラスが1点返した。これで大きなダメージは和らいだ。だけどそこから先になかなか進めなかった。
前半に2点決められた後、気持ちの切り替えをした。PSPの十字キーに貼っているテープを貼り換えた(十字キーが壊れているせいで、セロハンテープで補強している)。テニスの試合中にプロ選手がラケットを変えるようなことをした。そこでテープの交換が予想より時間がかかったのも、それまでの2失点を忘れさせるのに役立ったのかもしれない。
前半を1-2で折り返して、68分までに3人の選手を替えた。とにかくちょこちょこ変えて、流れを引き起こそうとした。そして、75分、スノッドグラスが右サイドからペナルティエリアの中へゴールと平行にドリブルしていき、ゴール前にいた途中出場のジョージボイドへパスを出した。そのパスをボイドがきっちり決めて同点。まだ試合の行方は分からないことを選手全員が感じ取った。
後半ロスタイム、その時がきた。右サイドを駆け上がったスノッドグラスは、エリアの奥まで入っていくが、徹底して守りに入っている相手DFに囲まれ、一時ボールを失いかけたものの、最後の力を振り絞って、左後ろにいたリアムヘンダーソンへパスを出した。ヘンダーソンの前がぽっかりと空いていた。彼にボールが渡るまでの時間が、ものすごく長く感じられた。ここしかない、と頭の中で声がした。決まった。これまた途中出場の選手がやってのけた。素晴らしい試合をメイクしてくれた。
とにかく、気づいたらすぐ変える。その繰り返しなのだ。試合中でどれだけそれを出来るか。それが結果を出すことに関係してくる。本質はそこだ。それが分かっていれば、結果という未来を気にすることはしなくなるだろう。
次戦の相手は、バイヤーレヴァークーゼン(6位)。マザーウェルは現在10位。今季初ホーム戦、迎え撃つはレヴァークーゼン。お、ボランチに青山がおる。強敵です。楽しんで勝てたらいい。良い試合をしよう。
明日も勝つ。